こんにちは、はるっきーです。
こどもと一緒にScratch(スクラッチ)に挑戦してみたい!
でも、どこから始めたらいいの??
多すぎる情報に「結局、どこから始めたらいいか分からない!」とお困りではありませんか?
実は私も同じことに悩んでいました。
我が家には8歳(小学3年生)と6歳(小学校1年生)のこどもがいます。
学校のタブレットにインストールされていた「Scratch(スクラッチ)」が気になった長男は、
ぼくもスクラッチをやってみたい!
と興味深々です。
そこで、親子でScratchにチャレンジしてみよう!と思い立ち、
半年間かけて「初心者がScratchを独学できるのか」を検証してきました。
結論から言うと、Scratchの独学は可能です!
なぜなら、分かりやすい親子向けの書籍や動画がたくさん存在しているからです。
我が家が試したのは、無料動画とスクラッチプログラミング事例大全集という書籍による学習です。
「初心者が、ゲーム作りを通して楽しくScratchを学べるか」を体当たりで検証しています。
これからおうちでScratchにチャレンジしようとしている方に向けて、お父さんお母さん目線で分かりやすく丁寧に解説していきます。
ゲーム作りの様子や我が家の「独学でも飽きない仕掛け」もご紹介しますよ。
今回の記事はこんな人におすすめです。
- 親子で楽しくScratchにチャレンジしたい人
- Scratch初心者におすすめの書籍や動画を知りたい人
- 「独学でも飽きない」仕掛けに興味のある人
今回の記事を読むとこんなことが分かります。
- Scratchでできること
- Scratch初心者向けの書籍や動画
- 実際のScratchを活用したゲーム作りの様子
- 独学でも飽きない仕掛け
はじめに・Scratchとは
Scratchとは?無料で利用できる?
Scratch(スクラッチ)はマサチューセッツ工科大学のメディアラボが提供しているプログラミング言語です。
8歳~16歳のこどもがプログラミングを学べるように開発されました。
インターネットに接続できるパソコンやタブレットがあれば、誰でも無料でスクラッチを使えます。
難しいプログラミング言語は使わず、ブロックという命令の部品を組み立ててプログラムを作るので、プログラミング初心者やこどもでも簡単に使用できるのが魅力です。
どんなことができるの?
アニメーションやゲーム、音楽の作成、電子教材などを作ることができます。
工夫次第でいろいろな面白いプログラムを作ることも可能です。
小学校ではどんなプログラミング授業が行われているの?
文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引)(第三版)の学習指導要領によると、具体的な授業例として次のような内容が紹介されています。
- 音楽…音楽作り(小3~小6)
- 算数…正多角形の作図(小5)
- 社会…都道府県の名称と位置(小4)
- 理科…電気の性質や働き(小6)
- 家庭…炊飯(小6)
これらはビジュアル型プログラミング言語(ビスケットやスクラッチジュニア、スクラッチなど)を使って学ぶことが推奨されていて、学校の独自性を活かした授業が行われています。
また、最近では企業・団体・大学や地域の人々との連携した授業も増えてきていて、社会とコンピューターのつながりに関心を持ってもらう授業も注目されています。
(参考:小学校を中心としたプログラミング教育ポータル「未来のまなびコンソーシアム」)
どうやって始めたらいいの?
Scratchの始め方
Scratchはインターネットにアクセスするだけで誰でも無料で使えます。
→ Scratchの公式サイト
最初にアカウントを登録しておくと、自分が作ったプロジェクト(作品)が保存できるようになります。
パソコンやタブレットで利用可能です(Scratch3.0以降)。
Scratch3.0からタブレットでも利用できるようになりました。
ただし、タブレットの場合は、「マウスをクリックしたとき」や「〇キーを押したとき」などのブロックは使えません(キーボードやマウスがないから)。
※タブレットとBluetoothキーボード・Bluetoothマウスを組み合わせれば「マウスをクリックしたとき」や「〇キーを押したとき」などのブロックも使えます。
【おすすめ動画】スクラッチの基本やアカウント登録の仕方まで学べる
1.Why!?プログラミング
厚切りジェイソンさんが出演している、NHKの子供向けプログラミング番組サイトです。
過去の放送を無料で見ることができ、スクラッチの始め方からプログラミングの仕方まで詳しく説明してくれています。
実際に小学生がプログラミングした作品の紹介などもあり、良い刺激になります。
2.キノコード / プログラミング学習チャンネル
古今和歌集にも出てくる紀 貫之(きの つらゆき)の子孫であるキノコードさんが、はじめてプログラミングを学ぶ子供や親御さんに向けて、YouTubeで分かりやすく解説してくださっています。
Scratch(スクラッチ)で基本からゲーム作成までがこの1本にまとまっています。親子でたのしく学べますよ。
Scratchを初めて学ぶ方におすすめの書籍3選
Scratchに関する本を読みまくった私が、初心者にも分かりやすく使いやすい本を厳選して3冊ご紹介します。
商品 | 題 名 | 対象 | おすすめポイント | Amazon口コミ(2022.5.20現在) |
親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】 | 小学校1年生~大学生・大人・先生まで | ・プログラミングの基本から応用まで幅広く無理なく学べる。 ・家庭や学校など色々な環境で楽しく学習できる。 ・子供から大人まで長く使える1冊。 | 4.2(105件の評価) | |
スクラッチプログラミング事例大全集 | 初心者~経験者まで | ・初歩的・実践的・教育的なものまで、多彩な100のサンプルが収録されている。 | 4.4(59件の評価) | |
できるたのしくやりきるScratch3子どもプログラミング入門 | 【ひとりで学ぶ】 小学校4年生以上 【親子で学ぶ】 小学校低学年からでもOK | ・小学4年生以上であれば、ひとりで楽しく学べるよう丁寧に書かれている。 ・初めてパソコンを使う人にも分かりやすい。 ・1日目~7日目まで、段々ステップアップして成長を実感できる構成になっている。 | 4.2 (55件の評価) |
親子でかんたん スクラッチプログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】
家庭や学校など色々な環境で楽しく学習できます。
イラストも多いので、親子で負担なく読み進めることができました。
また、学校の教材として利用できる内容まで収録されています。
「学校の授業で習ったけど、よく分からなかった。」という場合の参考図書としても使えると思います。
応用編では、将来「情報科学」を学びたい人に向けて「基本アルゴリズムを学ぼう」という章もあり、初心者から大学生・大人に至るまで長く使える本です。
スクラッチプログラミング事例大全集
色々な作品にチャレンジしてみたい方におすすめの1冊です。
初歩から実践的・教育的なものまで多彩な100例のサンプルプログラムが収録されています。
小学校での教材や自由研究としても利用できますよ。
全ての完成プログラムと素材を、サポートサイトからダウンロードできるのが嬉しい!!
本に載っているサンプルコードを真似していくだけで、初心者でも本格的な作品を作り上げることができました。
学習に役立つ知識も随所に盛り込まれていて、分かりやすく内容の濃い1冊です。
できるたのしくやりきるScratch3子どもプログラミング入門
こちらは、先生と生徒が対話をするような形式で解説されていて、イラストも多く大変読みやすい1冊です。
対象は小学4年生以上ですが、ひとりでも1週間で基本からゲーム作りまで学べるような構成になっています(基本的なことから丁寧に解説してありますので、親のサポートがあれば、小学校低学年からでも簡単なゲーム作りにチャレンジできますよ)。
まだパソコンを触ったことがない子供にも分かりやすいように、Scratchで使うキーの位置まで説明してくれています。
7日間かけてステップアップしていく内容なので無理なく学習を進めることができるのが魅力です。
また、手順通りに作って終わりにならないよう、自分で考える要素が取り入れられ理解が深まるように工夫されています。
ゲーム作りにチャレンジ!
ここからは実際に本を購入し、ゲーム作りに初めてチャレンジした時の様子を紹介していきます。
我が家が迷いに迷って購入した1冊はこちら!!
Scratchの基本からゲームづくりまで、なんと100種類ものサンプルが収録されています。
重量は871g、本の厚さは3㎝と、かなりずっしりしています。
作りたいゲームを選ぶ
本にはたくさんのゲームサンプルが収録されているので、この中から作りたい作品を選びます。
長男(8歳)が選んだのは「ブロック崩しゲーム」。
次男(6歳)が選んだのは「宇宙遭遇シューティングゲーム」です。
お手本を真似してコードを置いていく
長男(8歳)の場合
ある程度の基本操作は覚えている8歳の長男。
お手本のサンプルコードが載っているので、真似しながらサクサクと一人でゲームを作っています(本には全てふりがなが付いているので、小学校3年生でも読み進めることができました)。
↓ 全集中している長男。
↑ 一方、本が使えるのを待っていて退屈な次男は、タブレットの「Scratch Jr」で水族館を作っています。
(タブレットは以前の記事で紹介したLenovo Tab b10です。Scratch3.0も使えるし、携帯しやすいので、こういう時に便利です。)
1時間後・・・
ついに完成しました(´∀`)!!!
シンプルだけど完成度の高いゲームができて、大興奮の長男!!
すっごく面白いのができた!!!
お母さんもやってみて!!
ぼくも遊びたい~!!
この日は結局、ブロック崩しゲームに夢中になりパソコン時間終了ー!!
次男(6歳)の場合
翌日は次男の番です。
6歳の次男は一人で作るのは難しかったので、夫と一緒に作りました(ちょうど休日だったので良かったです)。
本には丁寧にふりがなが書いてあって読めるのですが、Scratch3.0本体のブロックにある漢字が読めないから、親のサポートが必要ということが分かりました。
それでも、ブロックの色や形をヒントにゲームを作り進めていく次男。
30分位は集中して楽しく作っていましたが、疲れたのか、あとは夫に丸投げ状態になりました(笑)
でも、30分頑張っただけでもすごい^^!!
これから少しずつ覚えていけばいいんです。
そしてついに、完成!!!
やったぁ♪すっごく楽しいのができたよ!!
今度は僕にも遊ばせて~♪
完成したら家族で遊ぼう!
「作って楽しい!遊んで楽しい!」のが、この本の素晴らしいところです。
すっかりScratch沼にハマった我が家の兄弟は、次々と他のサンプルにも挑戦していきます(自分が作ったゲームに、親が苦戦している様子が楽しいようです(笑))。
(↑本が重たくてずっと持っているのが大変だったので、ブックスタンドをAmazonでポチっとしました。)
気になる方のためにリンクを貼っておきます→ブックスタンド・・・(薄くて軽量で使いやすいですよ^^)
独学でも飽きない仕掛け(我が家の場合)
今はScratchに夢中だけど、途中で飽きてしまわないか少し心配だな。
じゃあ、普段の自主学習に取り入れて、学校に提出してみるのはどぉ?
なるほど!
「スクラッチのプログラミング練習」を自主学習とするのね。
宿題なら続きそう!
誰かに努力を認めてもらえると、やる気が持続するじゃないかな。
学校の先生が許可してくださればぜひおすすめしたいのが、「自主学習として提出する」というアイディアです!
我が家が今試しているのは、
- 完成した作品のコードをスクリーンショットで撮影する
- あらかじめ作っておいた書式に貼り付け
- 難しかったところやアレンジポイントなどをキーボードで入力する(もしくは手書き)
- 印刷する
この1~4までの流れをこどもに教えて、難しいところは親がサポートしています。
学校の先生から「すごいね!頑張ったね!」などコメントをいただくと、こどももすごくうれしそうな顔をして、「またスクラッチで色々な作品を作りたい!」とやる気アップにつながっています。
自主学習は毎日のように取り組むものですから、たまにプログラミングの自主学習があっても面白いのではないでしょうか^^
ショートカットキーやタイピング、印刷の仕方も練習できるので、一石二鳥です!
おじいちゃんおばあちゃんに見てもらったり、作品で遊んでもらうのも良いですね^^
まとめ
いかがでしたか?
Scratchは難しいプログラミング言語を使うことなく、ブロックを組み立てるような感覚でプログラミングができてしまいます。
無料で学べる動画なども多く存在していますので、まずはどのようなものか親子で見てみると良いと思います。
ただし、動画だけでは分からないことを調べるときにどうしても時間がかかってしまいます。
やはり詳しい本が1冊手元にあった方が勉強しやすいです。
長男曰く、
- 「なんだか意味が分からないブロックもあるけど、何度も使っているうちに使い方が分かってきた。」
- 「Viscuitも大好きだけど、Viscuitではできないような細かな表現ができるのが魅力だよ!!」
と熱く語ってくれました。
たくさん作品を作って、家族で遊びながら色々なことが覚えられると嬉しいですね^^
大人のサポートがあれば、小学校低学年からでもチャレンジできます!
ぜひ皆さんも試してみてくださいね^^
それでは、また~。
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