こんにちは!はるっきーです!
今回は、『スクラッチ×マイクラ』でゲームが作れるD−SCHOOLの書籍
「自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!」に子ども達と挑戦したので、体験談をご紹介します。
教育的要素が強く、楽しみながら学べるので、これから本格的にプログラミングを学ぼうとしているお子様におすすめの1冊です。
スクラッチ×マイクラでプログラミング!?
どんな感じなのかしら?
最近マイクラが教育現場でも使われてるって聞いて、気になってたんだよね。
子ども達の大好きなマイクラを、スクラッチがベースとなっている「マイクラッチ」というソフトで動かすことができるんです!
楽しく遊びながら学べますよ。
この記事はこんな人におすすめです。
- スクラッチ×マイクラでのゲーム作りに興味のある方
- お子さまのプログラミング的思考を伸ばしたい方
- 小学生~中学生向けの、楽しく学べるプログラミング書籍をお探しの方
この記事を読むとこんなことが分かります。
- 「マイクラッチ」の概要について
- この書籍を通してどのような力が身に付くか
- おすすめできる人、できない人
子ども達のリアルな体験談が少しでも参考になれば幸いです。
どうぞ最後までお楽しみください!
この本の概要について
「マイクラッチ」とは
マイクラッチとは、マイクラ好きな子供たちが楽しく学べるように、プログラミング教室『デジタネ ※(旧:D-SCHOOL)』が独自に改良したソフトです。小学校でも馴染みのあるScratchがベースになっています。
この本では、マインクラフトPC版と、デジタネ(旧:D-SCHOOL)が開発した「マイクラッチ」を使ってプログラミングを学びます。マイクラッチで作ったプログラムは、その場ですぐにマインクラフトPC版に反映されます。
この本で学ぶ際には、マインクラフトPC版(Java版)の用意が必要になります。
- 既にマイクラPC版(Java版)をお持ちの方は、そちらで学習できます。
- まだマイクラPCのJava版も統合版もお持ちでない人は、「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」から入手できます。
- 【ご参考】2022年6月以降、マイクラPC版のJava版・統合版どちらかを持っていればもう一方を無料で入手可能になりました。詳細については関連記事をご覧ください↓
デジタネ(旧:D-SCHOOL)とは
自宅で楽しく学ぶことができる小中学生向けのオンラインプログラミングスクールです。
2014年から7年以上運営されている実績があります。
デジタネ(旧:D-SCHOOL)のプログラミング教材は「楽しく、実践的」な内容が多いことが特徴です。
子どもたちが大好きなマインクラフトを使ったマイクラッチもデジタネ(旧:D-SCHOOL)が独自で開発されています。
動画教材も子供たちに親しみのあるYouTuber風に編集されていて、楽しみながら学ぶことができますよ。
著者の水島滉大さんについて
2014年のD-SCHOOL創業当時から、「大学生チューター(プログラミング講師)」・エンジニアとして携わってこられ、今も現役で教材開発に加えて動画制作や講師として活躍されています。
マインクラフトでプログラミングを学ぶ「マイクラッチ」の教材開発も、著者の水島さんが担当しているんです。
高校教諭第一種免許状(商業・情報)を取得後、非常勤講師として商業高校で授業もされていた経験もあり、本書には教育的要素もたくさん盛り込まれています。
「たのしく、分かりやすく、実践的に」プログラミングを学んで欲しいと、水島さんご自身が「マイクラキング」としてYouTuber風に動画内で登場し、楽しく分かりやすく解説されています!
著者紹介:水島滉大
「自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!」著者紹介より引用。
小・中学生向けのプログラミングスクール「デジタネ」(旧:D-SCHOOL)のエンジニア。
静岡県立大学経営情報学部を卒業されています。高校教諭第一種免許状(商業・情報)を所持し、高校の非常勤講師として教壇に立つ。マインクラフトがまだβ版だった2010年頃からプレイしている日本屈指のマイクラユーザーで、通称:マイクラキング。マインクラフトユーザー、エデュケーショナル・デザイン(株)の現役エンジニア、そして教育者の3方向から子供たちが楽しく学べるコンテンツを開発中。
マインクラフトユーザー、現役エンジニア、教育者の3方向から子供たちが楽しく学べるコンテンツを開発してくださっています!
ありがたや~!
実際の体験談
ここからは実際の体験談を紹介していきます。
本の重量は460g、厚さは1.3㎝です。
サイズは18.3×26.6㎝でB5のノートとほぼ同じサイズです。
本書は構成は次の通り。
Chapter 1 マインクラフト・マイクラッチの使い方
Chapter 2 ブロックを置く命令を作ろう!
Chapter 3 アスレチックゲームを作ろう!
Chapter 4 ダイヤモンドランを作ろう!
Chapter 5 ドキドキサバイバルを作ろう!
Chapter 6 クラウドファイティングを作ろう!
Chapter 7 TNTパニックを作ろう!
Chapter 8 ダイヤモンドマイニングを作ろう!
楽しそうなゲームがいっぱい!
初期設定について
初期設定には30分~1時間くらいかかります。
たくさん導入するものがあって、ちょっとめんどくさい・・・
終われば楽しいゲーム作りが待っているよ!がんばって!
まずは専用サイトにアクセスして、読者登録をします。
読者登録をすると、初期設定の仕方を解説動画で見ることができます。
マイクラのPC版を持っていない人は、マイクラPC版(Java版)を購入してPCに入れることが必要になります。すでにPC版(Java版)を持っている人はこの設定は不要です。
導入方法についても、解説動画で詳しく説明されています。
ちなみに、必要なPCのスペックはこちら↓
プログラミングのMODを入れる準備として、JDK(Java Deveiopment Kit)の導入をしていきます。
初期設定の仕方は、全て解説動画が準備されています。
若干、動画と実際出てきた画面が違うところもありましたが、手順通りに進めていくと導入できました。
次はMinecraft Forge(フォージ)の導入をします。Forge(フォージ)はマインクラフトにMODを入れる際に必要なソフトです。
あともうちょっとです!
次に、マイクラでプログラミングするためのMOD「Raspberry Jam Mod」を導入します。
最後にマインクラフトを起動して、子どもがプレイしやすい環境を整えていきます。
- 新規ワールド「マイクラッチ」を作成します。
- ワールドのおすすめコマンドを設定していきます。
・時間を止めるコマンド
・時刻を朝に変えるコマンド
・天候を晴れにするコマンド
※フラットで天候に左右されない環境を作ることで、作業しやすくなります。
や、やっと初期設定が終わった・・・
(疲れた)
お疲れ様!!よくがんばったね!
実際のゲーム作りの様子
さて、ここからは楽しい時間の始まりです!
小学3年生の長男(8歳)が挑戦しました。
- 長男(8歳)は4歳からマイクラPC版(Java版)に親しんでいて、マイクラ歴4年。
- かなりのマイクラ好きです。
- Scratch(スクラッチ)歴は1年です。
まずは基本的な使い方(マイクラッチのプログラムを使ってブロックを置く方法)を覚えます。
スクラッチがベースとなっているので、難しいプログラミング言語などを使わなくても、パーツをはめていくだけで誰でも簡単にプログラミングできます。
マイクラッチで石ブロックを置くプログラムを作り、実行をしてみると・・・
突如マイクラワールドにブロックが出現しました!!!
この時点で、めちゃめちゃ感動している長男。
いきなりX座標、Y座標、Z座標の設定が出てくるので、分かるかな?と心配しましたが、「マイクラでも座標をよく見てるし、解説が分かりやすいから大丈夫」と、抵抗なくプログラムを作っていました。
空間認識能力が鍛えられそうです。
さて、お次は噴水のプログラムをしていきます!
水が上に上がり、時間が経つと自動で下に落ちてくるといった動きをプログラムします。
こういった動きは通常のマイクラではなかなか表現できないようで、上手くできた時はかなり興奮していました。
「噴水の水をもっと高い位置まで出るようにプログラムしたい!」とアレンジしますが、なかなか思い通りの動きにするのは難しいようです。
15分くらいかかって、ようやく納得のいく巨大噴水が出来上がりました。
次はアスレチックゲーム作りに挑戦しました。
足場を消したり出したりと、マイクラッチならではの面白いゲームが作れます。
「もしクリアできたら・・・」というゴール判定も設定して、より本格的なゲームが完成!!
長男も次男も大喜びです^^
長男が細かい内容まで理解しているかは謎ですが、楽しいゲームを作りたい一心で、作品を完成させていました。
遊びながら、条件分岐や乱数、変数などプログラミングの基本が自然と身に付くのが嬉しいですね!
良かったところ
・紹介されているゲームがとても面白い!!!
とにかく色々な面白いゲームがたくさん載っているので、「夢中で作り、自然と身に付く」という感じです。
・イラストや画像がたくさん載っていて、読みやすく取り組みやすい。
漢字には全てふりがながふってあるし、小学校3、4年生位からは自分で読み進めることができると思います。
・みんなで遊べる!
作ったゲームで友達や兄弟と楽しく遊ぶことができます。皆で楽しさを共有できると、ますますハマりそうです。
難しかったところ
・初期設定に時間がかかる。
最初の初期設定は30分~1時間くらい時間がかかるので、ある程度時間があるときに挑戦するのがおすすめです。
・X座標・Y座標・X座標、条件分岐、乱数など、少し複雑な設定も出てくる。
慣れるまで少し時間がかかりました。
本のおもな対象年齢は小学校1年生~6年生・中学生で、スクラッチなどにふれたことがあり、プログラミングを楽しいと思った方におすすめです。
この書籍を通して身に付く力
論理的思考力
本書では、「アスレチックを作ろう」「ダイヤモンドランを作ろう」「TNTパニック」など子供達が喜ぶ楽しいゲームがたくさん紹介されています。
友達に「すごい!」と言ってもらえそうなゲームがいっぱい載ってるよ!
最後まで完成させたい!
『おもしろいゲームを作る』という目標を達成させるために、どのようにプログラムをしていくかが順序よく解説されています。筋道を立てて考える力(論理的思考力)が鍛えられます。
問題発見・解決能力
プログラムをしていくと、上手くプログラムが働かないこともあります。
そんな時は、どこが問題なのかを見極め、問題を修正していかなければなりません。
こうした体験を繰り返すことで、問題を見つけて解決する力(問題発見・解決能力)が身に付きます。
「楽しいゲームをどうしても完成させたい!」という強い思いがあると、上手くいかない時も挫折しにくいですね。
想像力
本書では、「面白いゲームになるよう自分なりにアレンジしてみてね」と、子供の自由な発想をたくさん促してくれています。ただ「プログラムを作って終わり」とならないのが嬉しいポイントです!
アイディアから新しいものを作り出す力(想像力)が鍛えられますよ。
僕はどんなアレンジをしようかな♪
粘り強さ・あきらめない力
実際に体験してみると、「アレンジしたけど自分が想像した動きと違った」などの問題がそれなりに発生しました。ですが、その問題を解決するためにはどうすればいいか必死で考えるので、思うような作品が作れた時には大きな達成感を味わうことができます!
苦労してプログラムを作る分、粘り強さやあきらめない力が身に付きます。
おすすめできる人、できない人
おすすめできる人
- Scratch(スクラッチ)を触ったことがあり、スクラッチに興味を持っている方。
- 親子でプログラミング学習に興味がある方。
- マイクラJava版を持っている方(またはこれから購入しようと思っている方)
スクラッチとマイクラが大好きなお子さまにおすすめです!
おすすめできない人
- めんどくさい初期設定は苦手という方
- Scratchを触ったことがない方
「スクラッチもマイクラも初めて」というお子さまは、操作を覚えるのに少し時間がかかり、苦戦するかもしれません。
そんな方は、まずスクラッチや、マイクラ(PC版)からスタートしてみて、興味を持ってからマイクラッチにステップアップするのがいいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
「自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!」は、教育的要素が強く、楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。
ぜひお子さまと試してみてくださいね^^
また、この書籍を試してみて、「もっとプログラミングをやってみたい」というお子さまには、オンラインスクールの利用もおすすめですよ。
デジタネ(旧:D-SCHOOL)のオンラインスクールでは、初めての方に限り、14日間無料(期間限定)でお得に受講できます。
気になる人のためにリンクを貼っておきますので、公式ホームページから詳細をご確認ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今回の記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
夏休みもまだまだ続きますが、身体に気を付けて元気にお過ごしくださいね^^
それでは、また~!!
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